康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 81 ページ)
【子集上】【丿部】乁;康煕筆画:2;頁碼:第 81 頁第 9 行
『唐韻』は弋支切、『集韻』は余支切と注音し、音は「移」に同じ。
『説文解字』には「流」の義とし、字形は「反」より変化したものと解する。
『字彙』には「乁」の字を収めていない。
『正字通』に曰く:丿・乀・乁等の字形は『説文解字』に見える。趙古則はこれを「撆・拂・抴・迻」の四字に帰し、魏校・呉元満ら学者はそれぞれ注釈を加えたが、ただ『戴侗・六書統』のみ解説して言う:古今の文献においてこれらの字形は常用されず、書写に際して方・円・曲・直・左・右の筆画の牽引はすべて自然の形態に従って成るものであり、初め独立した字ではなく、また固定した名称もなかった。この説によれば、これら四つの字形は「丨」「丶」と同類にして偏旁を構成する筆画の基本形態であるがゆえに、『正韻』はこれを削除した。