康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 118 ページ)
【子集上】【人部】儀;康熙画数:15;頁碼:118 頁下段 21 行。『唐韻』『集韻』魚羈切、『韻会』疑羈切、音宜。両儀とは天地を指す。また三儀とは天・地・人を指す。また容止・仪表を指す。『詩・曹風』に「其の儀忒なし」。また威儀を指す。『詩・邶風』に「威儀棣棣、不可選也」。また『周礼・地官・保氏』に「公卿の子弟に六儀を教う:一は祭祀の儀、二は賓客の儀、三は朝廷の儀、四は喪紀の儀、五は軍旅の儀、六は車馬の儀」。また『春官・典命』に「諸侯の五等儀を掌る」。〔注〕公・侯・伯・子・男を指す。また『秋官・司儀』に「九儀の賓客相見の礼を掌り、以て揖譲辞令の節を告ぐ」。また唐代、礼部の長官を大儀と称す。また『釈名』に「宜なり。事を得て宜しき謂い」。また『由儀』は『詩経・小雅』の笙詩の篇名。〔序〕『由儀』とは万物の生ずること各々其の宜しきを得るを言う。また法度・準則を指す。『詩・大雅』に「文王に儀す」。また『爾雅・釈詁』に「匹なり」。〔疏〕『詩・鄘風』の「実維我儀」の「儀」即ち此の意。また『周語』に「丹朱坋身以て之に儀す」。『通雅』に「偶なり。両相配合するを指す」。また揣度・考慮を指す。『詩・大雅』に「我これを儀す」。また『揚子・方言』に「来たるなり。淮潁の間に来を儀と曰う」。また儀栗は周代の邑名。『左伝・定公七年』に見ゆ。また姓。秦に大夫儀楚あり、漢に儀長孺あり。また「擬」に通ず。『前漢書・外戚伝』に「皆心に霍将軍の女に儀す」。〔注〕「心儀」はすなわち「心擬」(内心に比し向往する)なり。また『韻補』に叶音牛何切、音俄に近し。『揚子・太玄経』に「陽気広布して偏せず、万物争訟なく各々其の度を循う」。本字は「」に作る。考証:また『由儀』は笙詩。〔疏〕『由儀』とは万物の生ずること各々其の宜しきを得るを言う。謹んで按ずるに、これは『詩序』の文なり。疏文は序文を改めたり。『周語』に「丹朱坋身以て之に儀す」。謹んで原文に拠り「坋身」を「馮身」に改む。