康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 84 ページ)
【子集上】【乙字部】也。康煕字典の筆画数は 3 画、頁碼は第 84 頁第 4 列。
古代の音韻に関する記載:『唐韻』では「羊者切」と注音され、『集韻』『正韻』では「以者切」と注音され、読みは「野」に類似する。
釈義:文を終える虚詞。『説文解字』徐鉉注によれば、文の余声を指す。「也」の字を言うときは、気が口から吐き出されて終わる。『玉篇』には、上文を終え文句を成す助詞と解説される。『広韻』には、文を補助して終結させるものと説明される。柳宗元はこれを「決辞」(判断を表す語気詞)と呼んだ。
また発語詞としても用いられる。『岑参の詩』に例あり:「也知郷信日応疎」。
また姓ともなる。明代に「也伯先」という名の人物がいた。
さらに『劉攽』の記述によれば、文人は多く「也」の字を「夜」の音で読んだ。『杜甫の詩』に例あり:「青袍也自公」。すなわちこの読みに従うものである。
また『正韻』に「養里切」と注音され、「迤」の字と通ずる。
さらに『六書正訛』は、「也」は古文の「匜」の字であると指摘する。詳細な注釈は「匚部」の三画の項を参照されたい。