康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 509 ページ)
【辰集中】【木部】札;康煕筆画:5;頁碼:509 頁 11 行。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】側八切、音扎。【説文】牒なり。【徐曰】牒とは木製の簡牘のこと。【爾雅・釈器疏】古に紙なく、文字を木片に書きしを札と謂う。【中庸・方策注】札・牒・畢は同類の物の異名なり。札は薄く小なる木片。【釈名】札は櫛に似たり。編み連ねれば櫛の歯のごとく並ぶ。【前漢・司馬相如伝】天子のために遊猟の賦を作ることを請い、上は尚書に命じて筆と木簡を与えしむ。また爪片を指す。【左伝・成公十六年】養由基、甲の上に蹲りて之を射、七札を徹す。また夭折して死することを札と謂う。【左伝・昭公四年】民夭札せず。また【釈名】水を撥る櫂を札と謂う、其の形札に似たるが故なり。また【集韻】一黠切、音軋。報いるの義。また葉側瑟切、音櫛。【古詩十九首】客遠方より来たり、我に一札を遺す。上に長相思と説き、下に長離別と説く。【正訛】俗に扎と書くも非なり。考証:【左伝・成公十六年】「養由基、甲の上に蹲りて之を射、七札を穿つ」とある。謹んで原文に照らし「穿」を「徹」に改む。【左伝・昭公二年】「民夭札せず」とある。謹んで原文に照らし「二年」を「四年」に改む。