康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 706 ページ)
【巳集下】【犬部】犵;康煕筆画:7;頁碼:706 頁 17 行。『篇海』に「紇」と読む。義は欠く。また『正字通』に「去逸切」で音「詰」に同じとあり。「犵狫」は少数民族をいう。明代の田汝成『炎徼紀聞』に曰く、「犵狫」はまた「犵獠」ともいう。五種あり、髪は蓬れ、跣足にして死を恐れず、義を重んず。布一幅を横に腰に巻き、側に襞なくして「桶裙」と称し、男女その様式同じ。花布を着る者は「花犵狫」、紅布を着る者は「紅犵狫」という。それぞれ自らの族があり、通婚せず。また「打牙犵狫」あり、特に剽悍にして猛し。また「剪頭犵狫」あり、男女ともに一寸ばかりの髪を残す。また「猪屎犵狫」あり、不潔を好み、狗・猪と同槽に住み、獣を獲れば直ちに狼のごとく噛んで食らう。また「狇狫」あり、習俗は犵狫と同じ。地を掘って炉とし、火を囲みて臥し、牛衣を敷きて寝具・畳を用いず。また猫・犵・狑・獠の四種あり、みな渓澗の民なり。広西桂林に犵獠あり。