康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 790 ページ)
【午集中】【皮部】皮;康煕筆画:5;頁碼:790 頁 12 行
古文【唐韻】符羈切【集韻】【韻会】【正韻】蒲糜切、音は疲。【説文】獣の革を剥ぎ取るを皮と謂う。又に従い、為は声を省く。【長箋】為に従うは形義ともに遠し。当に又に従い尸に従うべし。【徐曰】又とは手なり。生なるを皮と曰い、これを理するを革と曰い、これを柔らぐを韋と曰う。【書・禹貢】梁州、厥の貢は熊・羆・狐・狸・織皮なり。【伝】四獣の皮を貢じ、金を織って罽(けい)とす。【周礼・天官】掌皮は秋に皮を斂め、冬に革を斂め、春に之を献ず。【注】毛有るを皮とし、毛を去るを革とす。また【釈名】被なり。被とは体を覆うなり。【韻会】皮膚とは肌の表なり。【史記・酈生伝】足下目もて皮相せば、恐らく天下の士を失わん。また【揚子・方言】秦晋、その事に非ずして言うを皮伝と謂う。【注】強いて語るを謂うなり。【後漢書・張衡伝】后人皮伝して、容篡する所なし。【注】皮膚浅近にして、強いて相傅会するなり。また【博雅】皮とは弁冠なり。【礼・郊特牲】祭の日、王皮弁を着けて祭報を聴き、民に上を厳とするを示す。また【正韻】狐貉の裘を皮と曰う。【荘子・譲王篇】冬日に皮毛を衣る。また皮侯。【周礼・冬官考工記】皮侯を張りて鵠を栖む。【論語】射は皮を主とせず。【注】皮とは革なり。布侯を張りて中に革を栖めて的と為す、所謂鵠なり。また皮幣。【前漢書・武帝紀】銀錫を収め、白金及び皮幣を造り、以て用を足らんことを請う。また腹心部を皮室と曰う。【遼史・百官国語解】軍制に南北左右の皮室及び黄皮室あり、皆精兵を掌る。また【博雅】重皮とは厚朴なり。また【古今注】長安の児童、苦葴を呼んで皮弁とす。また【本草・釈名】仰天・皮掬・天皮・地衣草は別名なり。即ち湿地上の苔衣なり。また皮氏は県名。【前漢書・地理志】河東郡に属す。また皮山は山名。【山海経】に見ゆ。また姓。鄭の大夫の子皮、後漢の皮揚、唐の皮日休。また叶して蒲何切、音は婆。【詩・召南】羔羊の皮、素絲五紽。【左伝・宣公二年】宋の華元、役者に謂いて曰く、「牛則ち皮有り、犀兕尚お多し、甲を棄つれば那(いかん)ぞ」。役者曰く、「其の皮有ると従えども、丹漆若何せん」。