康熙字典解説
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【子集下】【十字部】十;康煕筆画:2;頁碼:155 頁第 17 行。『唐韻』『韻会』は執切、『集韻』は寔入切、『正韻』は寔執切、音は拾。『説文』に「十は数のおさまれる形なり。一は東西を表し、丨は南北を表す。されば四方と中央と皆備わる」とあり。『易』に「数は一に生じて十に成る」。『易・繋辞』に「天数九、地数十」。『前漢書・韓安国伝』に「利十倍に至らざれば業を変えず」。また「什」に通ず。『孟子』に「或いは十倍、百倍の違いあり」。『前漢書・谷永伝』に「天の享けざる祀り、昔より十倍多し」。『枚乗伝』に「此れ秦地に比すれば、地はその十倍、功はその百倍」。また『韻会』に「今官府の文書、借りて『拾』と為す」。また『陸游・老学庵筆記』に「平声に転ずれば『諶』と読むべし」。白居易の詩に「緑浪東西南北の路、紅欄三百九十の橋」。宋の文安公の宮詞に「三十六所の春宮館、一一香風管弦を送る」。晁以道の詩に「煩わす一日の殷勤の心、我に十年感遇の詩篇を示せ」。