康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 223 ページ)
【丑集中】【土部】土;康熙筆画:3;頁碼:223 頁 01 行。【唐韻】【正韻】他魯切、【集韻】【韻会】統五切、音は吐の上声。五行の一。【説文】地の生物を吐き出す者なり。二は地の下・地の中を表し、土物が形を出ずるなり。【易・離彖伝】百穀草木、土に麗(つ)く。【書・禹貢】冀州厥土惟白壤、兗州厥土黒墳、青州厥土白墳、徐州厥土赤埴墳、揚州荆州厥土惟塗泥、豫州厥土惟壌下土墳壚、梁州厥土青黎、雍州厥土惟黄壌。又【書・禹貢】徐州厥貢惟土五色。【注】諸侯命を受けて、各々方色の土を賜り、国中に大社を建つ。一に冢土と曰う。【詩・大雅】乃ち冢土を立つ。また后土とは、厚く載せるの義を取る。共工氏の子句龍、后土と為り、位は中央に在り、四季に各十八日を主る。【礼・月令】中央の土、其の日戊己、其の帝黄帝、其の神后土。【周礼・冬官考工記】土は黄を以てし、其の象方なり。また星土とは、星の主にする土なり。【周礼・春官】保章氏、星土を以て九州之地を辨ず。また度なり。土圭の土は度を訓ず。詳らかには圭字の注を見よ。また業なり。【皇極経世】独夫は百畝を以て土と為し、大夫は百里を以て土と為し、諸侯は四境を以て土と為し、天子は九州を以て土と為し、仲尼は万世を以て土と為す。また星名、一に鎮星と曰う。【漢書】填と作る。詳らかには填字の注を見よ。また地名。【春秋・僖公二十八年】公、晋侯・斉侯・宋公・蔡侯・鄭伯・衛子・莒子と会い、践土に盟す。【注】鄭の地なり。また姓。句龍后土と為り、子孫氏と為す。又【広韻】【正韻】徒古切、【集韻】【韻会】動五切、音杜。【揚子・方言】東斉、根を土と謂う。専ら桑根の白皮を指すに非ず。【郭璞注】『方言』、『詩』を引きて桑土と作るは非なり。又【集韻】【韻会】【正韻】董五切、音睹。圜土とは獄城なり。【周礼・秋官】圜土を以て罷民を聚め教う。又【介之推・龍蛇歌】五蛇これに従い、天下に周流す。龍その淵に反り、その壌土に安んず。下の音は戸、尸・土倶に姥韻に在り。【字汇】葉音と作るは非なり。又【集韻】丑下切、音姹。土苴とは真物ならざるなり。一に査滓・糞草・糟粕の類と曰う。又【字汇補】同都切、音徒。土門とは北方の族なり。門の音は瞞なり。周書異域伝に見ゆ。考証:【説文】地の生物を吐き出す者なり。二は地の下・地の中を表し、物形を出ずるなり。謹んで原文を照らし、物出の上に土字を増す。