康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 225 ページ)
【丑集上】【土部】坎;康煕筆画:7;頁碼:225 頁 12 行
【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】苦感切、音「欿」に同じ。
【説文解字】陥る、険阻なりと釈す。
また穴を指す。
【周易】の卦名。
【彖伝】に曰く、「習坎」は重なる険阻なり。
【説卦】に曰く、坎は水を表す。
また穴を掘って葬るを指す。
【礼記・檀弓】に曰く、墓穴の深さは泉に及ばず。
また地坑を掘って祭祀するを指す。
【礼記・祭義】に曰く、坑穴において月を祀る。
【礼記・祭法】に曰く、坑穴と壇の傍らに祀るは、寒暑の神を祀るためなり。【注】「相近」は「祖迎」に作るべし。
また物を撃つ声を形容す。
【詩経・国風】に曰く、鼓を坎坎と打ち、缶を坎坎と撃つ。
また力を尽くす声を形容す。
【詩経・魏風】に曰く、坎坎として檀を伐る。
また【爾雅・釈言】に曰く、坎は法を量るの準なり。【注】坎卦は法を主り、以て軽重を量る。
また小なる酒罍を坎と曰う。
また星宿の名。
【星経】に曰く、九坎星は九星あり、牛宿の南に在り、溝渠・水泉を主る。
また地名。
【左伝・僖公二十四年】に曰く、王ここに坎欿に出でたまふ。【注】周の地名なり。
また姓。宋の附庸国に坎氏あり。【統譜】に見ゆ。
また【集韻】苦紺切、音「勘」に同じ。険峻なる河岸を指す。
また葉音苦簟切、音「歉」に同じ。
【欧陽修・梅給事銘】に曰く、飛びんと欲して困み、中途に垂れて斂む。一旦道を失えば、進退ともに坎険に陥る。
「埳」に通ず。また「轗」「輱」「輡」とも書く。