康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 82 ページ)
【子集上】【丿部】乎;康煕筆画:5;頁碼:82 頁 07 行
古文に「虖」と作る。
【広韻】音は「戸呉切」。
【集韻】【韻会】【正韻】音は「洪孤切」、読みて「湖」に似たり。
【説文解字】に曰く、語助の辞にして「兮」の余声なり。字形「兮」に従い、声の上り越ゆる象を表す。
【徐曰】に曰く、凡そ「兮」を帯ぶる語助は皆上句の余音なり。
【広韻】また極致を表す語気と釈す。
また疑問の辞に用う。
例せば【詩・邶風】に「胡為乎中露」とあり。
【戦国策】に「弾鋏帰来乎」とあり。
また呼ぶ声に用う。
例えば【論語】の「参乎」「使乎」の類これなり。
また音「荒烏切」、「呼」と同じ。
例せば【詩・大雅】に「於乎小子」とあり。
【陸徳明・音義】に音して曰く、「於」は「烏」を読み、「乎」は「呼」を読む。
【呉越春秋】に載するところ、越王夫人歌って曰く、「徊復翔兮、游飇去復反兮。於乎!」と。
今経史において、「於戯」「於虖」「嗚虖」「嗚嘑」「於乎」等の詞互いに通じ、みな感嘆の辞なり。