康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 343 ページ)
【寅集下】【广部】広;康熙画数:15;ページ:343 頁 05 行
【唐韻】【集韻】魚検切【韻会】疑検切、音は「腌」の上声。
【説文解字】崖に依って屋を造るを釈す。字形は高き屋の相対して立つ形状に象る。
【徐鉉曰】崖に依って屋を造るがゆえに、片方のみに垂れる簷あり。
【増韻】屋脊の頂を「広」と称す。
【韓愈・湘西寺に遊ぶの詩】竹を剖いて泉を引き、廊を開いて屋広を架す。
また【釈名】被子を「衾」というは、「広」の義なり。その下部広大にして、「広」の人を容るるがごとし。
また【広韻】魚掩切に読み、音「隒」に同じ。義も同じ。
広【唐韻】【集韻】【韻会】古晃切、音は「光」の上声。
【説文解字】殿堂の大屋根を釈す。
また【玉篇】広は大の義なり。
【広韻】広は宽阔の義なり。
【易経・繋辞】広大は天地と配するべし。
【疏】大は以て天に配し、広は以て地に配す。
また州名に用う。
【唐書・地理志】嶺南道に広州を置く。
また姓に用う。
【姓譜】丹陽に出づ。広成子の子孫なり。宋に広漢という者あり。
また【玉篇】古曠切に読み、音は「光」の去声。
【周礼・地官・大司徒】九州の地域を広袤し範囲の数を知る。
【疏】馬融曰く、東西を広と為し、南北を輪と為す。
【釈文】広、古曠反に読む。
また車名に用う。
【周礼・春官・車僕】広車の隊。
【注】広車は横列して戦う兵車なり。
【釈文】広、古曠反に読む。
【左伝・僖公二十八年】西広と東宮。
【疏】楚に左広・右広あり、概ね兵車の名なり。
【宣公二年】二広に分つ。
【注】兵車十五両を一広と謂う。
また【正字通】「曠」に読む。
【荀子・王覇篇】君何ぞ広たらざるや。
【注】広は開闊安泰の貌なり。
また「曠」字と通ず。
【前漢・五行志】軍出で期を超えるを広と謂う。
また姑黄切に読み、音「光」に同じ。
【爾雅・釈獣】背に旋毛ある馬を闋広と謂う。
【疏】伯楽の相馬法、背に旋毛ある馬の名を闋広と曰う。
【音義】広、音「光」。
また【韻補】葉音果五切、「古」に読む。
【礼記・楽記】此の古楽を語るに、進退斉しく、音中正にして広なり。弦・匏・笙・簧等の楽器、皆拊と鼓の節に和し、文を以て始め、武を以て終わる。