康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 145 ページ)
【子集下】【刀部】剤;康煕筆画:16;頁碼:145
古文【唐韻】【集韻】【韻会】遵為切【正韻】津私切、音は「資」。【説文】に「斉なり。刀に従い、斉声」とあり。【爾雅・釈言】に「剤は剪じて斉うなり」とあり。【疏】に「斉截するなり」とある。【周礼・地官・司市】に「質剤をもって信を結び訟を止む」とあり。【注】に「質剤とは、二書を一札にして之を別つことなり。今の下手書の若く、物を保ち要して還すべしと言う」とあり。【疏】に「質剤は券書を謂う。民の信を失い、違負する所あるを恐れて、故に券書を作りて之を結び、信あらせしむるなり。大市には質を用い、小市には剤を用いる。ゆえに質剤は券書なるを知る。漢時の下手書は、即ち今の画指券にして、古の質剤と同じきなり」とある。また【唐韻】在詣切【集韻】【韻会】【正韻】才詣切、斉去声。【広韻】に分剤とあり。また薬剤ともいう。【唐書・儒学伝】に「武は救世の砭剤なり」とあり。また斉に通ず。【周礼・天官・食医注】に「食に和斉・薬の類あり」とあり。【前漢・芸文志】に「百薬斉和す」とあり。【注】に「剤と同じ」とある。