康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 243 ページ)
【丑集上】【士部】壬;康熙筆画:4;頁碼:243 頁 01 行。『広韻』『集韻』『韻会』は如林切、『正韻』は如深切、音は任。『説文』に「壬位は北方なり」とある。『爾雅・釈歳』に「太歳壬に在れば黓と曰い、月壬に在れば終と曰う」とあり、『淮南子・時則訓』に「戌、壬に在れば黓と曰う」とある。『史記・律書』に「壬とは任の言なり。陽気万物を下に任じて養うを言う」とあり、『前漢・律暦志』に「壬に懐妊す」とある。『抱朴子・雑応巻』に「立夏、六壬・六癸の符を佩ぶ」とあり、また大六壬の数は近世これを尚ぶ。また『爾雅・釈訓』に「佞なり」とあり、『書・臯陶謨』に「巧言令色孔壬」とある。また「大なり」の義もあり、『詩・小雅』に「百礼既に至り、有壬有林」とある。また任と同じく、負うの義あり。按ずるに、本義は先に壬癸の壬有り、借りて負壬・懐壬の字と為す。また人に従って任と作り、女に従って妊と作って之を別つ。黓の原字は戈に従う。黓は伭黓なり。