康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 216 ページ)
【丑集上】【囗部】囗;康煕筆画:3;頁碼:216 頁 14 行。【玉篇】に「これは古代の【囲】の字である」とある。【説文解字】に「回繞する意を表し、字形は一回り巡る様をかたどる」とあり、詳注は九画の部に参看すべし。また【字彙】に「これは古代の【国】の字である」とあり、【商子・弱民篇】に「民弱ければ国強く、国強ければ民弱し。善く治むる国は、務めて民を謙弱ならしむ」と記す。古来「国」の字は皆「囗」と作り、これおそらく倉頡が創製したる字形なるべし。詳注は八画の部に参看すべし。また【字彙】に「古にはまた方形を表す【方】の字としても用いられたる」という。按ずるに、此の説は考証する所なく、【正字通】これを駁して是とす。