【丑集上】【口部】名;康熙筆画:6;頁碼:175 頁 09 行。【唐韻】武并切。【集韻】【韻会】弥并切。【正韻】眉兵切。音は詺。【説文】自ら命ずるなり。口より夕に従う。夕は冥なるものなり。冥なれば相見えず、故に口をもって自ら名づく。【玉篇】号なり。【広韻】名字なり。【春秋・説題】名は成るなり。【左伝・桓公六年】九月丁卯、子同生まる。公、申繻に名を問う。対えて曰く、名に五あり、信あり、義あり、象あり、仮あり、類あり。また自ら名を呼ぶなり。【礼記・曲礼】父の前には子其名を称し、君の前には臣其名を称す。また人の名を呼ぶなり。【礼記・曲礼】国君は卿老・世婦を名づけず。また名誉なり。【易・乾卦】世に易らず、名を成さず。また【春秋・説題】名は大なり。【尚書・武成】皇天后土に告ぐ、所過の名山大川。【疏】山川は大なれば、乃ち名あり。名と大とは互いに言えるのみ。また名号なり。【儀礼・士昏礼】名を請う。【疏】名を問うは、姓氏を問うなり。名に二種あり、一は名字の名、一は名号の名なり。孔安国の『尚書』注に舜を名と為す。鄭君の目録に曾子を姓名と為すも、亦た子を拠りて名と為す。皆是れ名号を名と為す者なり。今姓氏を名と為すも、亦た名号の類なり。【周語】貢ぜざる者あらば、則ち名を修む。【注】名は尊職貢の名号を謂う。また号令なり。【周語】言をもって名を信ず。【注】信は審かなるなり。名は号令なり。また文字なり。【儀礼・聘礼】百名に及ばざれば方に書す。【注】名書は文なり、今これを字と謂う。【疏】名者は即ち今の文字なり。【周礼・秋官・大行人】书名を諭す。【注】书名は書の字なり、古に名と曰う。また【春秋・解題】名は功なり。【周語】百姓を勤めて以て己が名と為す。【注】功なり。また【釈名】名は明なり、实事を明らかにして分明ならしむるなり。また【爾雅・釈訓】目の上を名と為す。【注】眉眼の間なり。【説文】『詩・斉風』を引きて猗嗟䀏兮と作る。また姓なり。【広韻】『左伝』楚の大夫彭名の後なり。唐の名初、『公侯政術』十巻を撰す。また命に通ず。【史記・天官書】免七命。【注】免星に七名あり。また【張耳伝】命を亡じて外黄に遊ぶ。【注】名を脱し籍を逃るるなり。また【集韻】忙経切、音は冥。銘と同じ。志すなり。詳しくは金部の銘字の注を見よ。また【集韻】弥正切、洺去声。詺と同じ。諸物を目するなり。詳しくは言部の詺字の注を見よ。また弥延切に叶い、音は綿。【道蔵歌】嘉会より挺出し、金書に東華の名を記す。賢安密に戒め、相期して陽洛汧に在り。また莫陽切に叶い、音は

。【韓愈・曹成王辞】子父封を易え、三王名を守る。延延として百載、成王を以て成す。また必仞切に叶い、音は傧。【張華・鮑元泰誄】烈考中丞、妙世に名を顕す。峩峩たる先生、英俊を資けて誕ず。考証:【周語】貢ぜざる者あらば、則ち名を修む。【注】名は尊職貢の名号を謂う。謹んで原文に照らし、「為」を「謂」に改む。