康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1013 ページ)
【未集下】【艮部】艱;康煕筆画:17;頁碼:1013 頁 26 行。
古文は「囏」に作る。
【唐韻】古閑切、【集韻】【韻會】居閑切、【正韻】居顏切、音は「閒」と同じ。
【説文解字】に「土の治め難し」とあり。
【爾雅・釈詁】に「阻・難なり」、すなわち困難の義。
【書・大禹謨】に「君その君たるの艱に克くべく、臣その臣たるの艱に克くべし」と見え、
また【周官】に「断じて疑わざれば、後に艱なし」と見え、
また【釈名】に「艱は根のごとし、物の本を指す」とあり、
また険悪の義あり。【詩・小雅】に「彼何人ぞや、其の心甚だ艱し」とあり、【朱註】に「艱はすなわち険悪なり」と注す。
また【王儉・褚淵文】に「母喪により官を辞して喪に服す、事義に触るると雖も、情天倫の親のごとし」と見え、
また【韻補】に葉音居眞切、音「巾」に同じ。【崔駰・大理箴】に「昔し孔子、我れ黎民を哀れむ。子罕礼をもって国を治め、衛人艱を除く」とあり、
また葉音経先切、音「堅」に同じ。【班彪・北征賦】に「嗚呼、文王の羑里に囚われしを歎じ、賢明の艱に遭うを傷む。易の九六を演じて、幽厄に歳月を永くす」とあり。