康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 514 ページ)
【辰集上】【木部】板;康煕筆画:8;頁碼:514 頁下段 15 行。【唐韻】布綰切。【集韻】【韻会】補綰切。版と同じ。【説文】判ずるなり。また籍なり。【荘子・徐無鬼篇】に「金板六弢」とあり。あるいは鈑と作る。また【玉篇】に「片木なり」。【急就篇】に「木瓦なり」。【詩・秦風】に「その板屋に在り」。【正義】に「西戎の俗、百姓木板をもって屋を為す」という。また詔板。【後漢書・竇武伝】に「曹節、尚書の官属を召し、詔板を作らしむ」とある。また【松窓小牘】に「鉄券を金板と曰う」。また板官・仮板は、官品を授くる者なり。【隋書・官志】に「板諮議参軍、板長史」等の称あり。【宋書・百官志】に「正しく任命すれば参軍と称し、府にて任命すれば行参軍と称す」とある。また手板、笏板なり。【文献通考】に「晋・宋以来、手板と称す」とある。また【宋国史補】に「府尹たる者、例によって板を設けて事を記す」とある。また【詩・小雅・鴻雁篇】毛伝に「一丈を板とし、五板を堵とす」とある。また箕の類の器なり。【管子・弟子職】に「坐して板をもって推き開き、葉をもって己に近づく」とある。また板板とは、反復無常なるさまなり。【詩・大雅】に「上帝板板」とある。また負板とは、悲哀のさまなり。【儀礼・喪服・鄭注】に「孝子の前には喪服あり、後ろには板を負う」とあり。【疏】に「悲哀を背に負うをいう」と釈す。また【集韻】蒲限切、音は阪。籍なり。また叶免切、音は匾。【韓愈・張徹を祭る文】に「乃ち殿中に遷り、朱衣象板。惟義に趨り、豈利を践まんや」とあり。【自注】に「践、上声を読む」とある。考証:【毛萇・百堵の伝】に「築墙する者」とある。謹んで按ずるに、原文に「築墙する者」の三字なし。謹んで原書に照らし、「詩・小雅・鴻雁篇」毛伝と改む。