康熙字典解説
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【戌集上】【門部】閬;康煕筆画:15;頁 1335。『唐韻』来宕切。『集韻』『韻会』『正韻』郎宕切。音は浪。『説文』に「門の高きなり」とあり。また空虚なり。『前漢・揚雄伝』に「闶阆阆として寥廓たり」と見え、注に「阆、音は浪。阆阆とは空虚なるなり」とある。また空曠なり。『荘子・外物篇』に「胞に重阆あり、心に天遊あり」と見え、注に「阆、空曠なり。音は浪」とある。また土阆あり。『管子・度地篇』に「城の外に郭を為し、郭の外に土阆を為す」と見える。また山名なり。『屈原・離騒』に「朝に吾将に白水に済り、阆風に登りて馬を紲せんとす」と見え、注に「阆風は山名なり。崑崙の上に在り」とある。『前漢・司馬相如伝』に「阆風に登りて遥かに集まる」と見え、注に張揖曰く「阆風山は崑崙の閶闔の中に在り」という。また地名なり。巴郡に阆中県あり。『前漢・地理志』に「阆中」と見え、注に「巴郡に属す。阆、音は浪」とある。また『集韻』に里党切、音は朗。爣阆とは寛明の貌なり。また人名なり。『史記・周本紀』に「釐王子の恵王阆立つ」と見える。また『集韻』に里養切、音は両。『説文』に「蝄蜽なり」とあり。『史記・孔子世家』に「木石の怪夔罔阆」と見え、注に「夔、音は逵。阆、音は両。『家語』は魍魉に作る」とある。また『広韻』に魯当切、『集韻』に盧当切、音は郎。これも門の高きを謂う。また『後漢書・張衡伝』に「太微の阆に集まる」と見え、注に「阆、明大なり」とある。『揚雄・甘泉賦』の『文選』注に「阆、音は郎。阆阆とは高大の貌なり」とある。また『集韻』に徒郎切、音は唐。高門を阆と謂う。またはに作る。