康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 76 ページ)
【子集上】【一字部】万;康煕筆画:15;頁碼:76 頁 03 行。『広韻』『集韻』『韻会』に「万」に同じとあり。また三字姓なり。西魏に柱国万紐于謹あり。また『広韻』に莫北切、『集韻』に密北切。万俟は複姓なり。俟の音は其にして、今は木其と読む。北斉に特進万俟普あり。万の古文。『唐韻』に無販切、音は蔓。『説文』に虫なり。『埤雅』に蜂一名万とあり。蓋し蜂の類多く、動ずるに万を以て計す。また数名なり。『易・乾象』に万国咸寧とあり。『前漢・律暦志』に一に紀し、十に協し、百に長じ、千に大なり、万に衍ずとあり。また舞名なり。『詩・邶風』に方将万舞とあり。『疏』に万は舞の総名なり。『大戴礼・夏小正』に万とは干戚の舞なり。『韻会』に湯武万人を以て天下を得たるが故に、干舞を万舞と称すとあり。また州名なり。『寰宇記』に漢の巴東郡、後唐貞観に万州と曰うとあり。また姓なり。『通志・氏族略』に万氏は孟子の門人万章なりとあり。また『韻補』に銑韻に入る。『白居易・元九に寄する詩』に「君が謫吏たるを憐む、窮薄にして家貧しく褊なり。三たび衣食の資を寄せ、数二十万に盈つ」とあり。『六書正譌』に或いは省いて万と作るも非なりとあり。