康熙字典解説
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【申集上】【艸部】茉;康煕筆画:11;頁碼:頁 1026 第 09『正字通』に「弥葛切、音は末」とあり。茉莉は花の名なり。『陸賈・南行記』に曰く、「南越の五穀は味なく、百花も香らず、唯だ茉莉のみ水土に従って其の性を変ぜず」と。『本草』および『嵇含・草木状』には「末利」と書き、『洛陽名園記』には「抹厲」、仏経には「抹利」、「王亀齢集」には「没利」、「洪邁集」には「末麗」と作る。蓋し「末利」は元来胡語の音訳にして定字なく、人々各々其の所解に応じて記すのみなり。『楊慎・丹鉛録』に曰く、「『晋書』に見ゆる都人の簪せる柰の花、即ち今の茉莉なり。仏経に言う所の茉莉も、即ち柰の花を指す」と。『鄭松窓詩話』に曰く、「広州に九里花田と称する処あり、悉く茉莉・素馨を植う」と。