康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 412 ページ)
【卯集中】【戈部】戔;康熙筆画 8;頁 412。『唐韻』昨干切、『集韻』『韻会』財干切、『正韻』財難切、音は〈欠〉。『説文』に「賊なり」とあり。『広韻』に「傷なり」とある。二つの戈を重ねたるは、賊傷の象あり。通じて「残」に作る。また『集韻』『韻会』将先切、音は箋。「戔戔」は浅小の意。『易・賁卦』に「束帛戔戔」とあり。また『字彙補』に宗親切、音は津とあり。『劉孟陽銘』に「父子有りて然る後に君臣有り、財を理し辞を正し、束帛戔戔たり」という。また『集韻』楚限切、音は剗。搗傷なり。また揣綰切、音は〈欠〉。義同じ。また子浅切、音は翦。少の意。また在演切、音は践。狭なり。『周礼・冬官・鮑人』に「自ら急なる者は先に裂く。是れ以て博を帴(せん)と為す」とあり。〔注〕鄭云く、「羊猪戔の戔に読む」と。『説文』に音は践とあり。また旨善切、音は〈欠〉。賊なり。また匹見切、音は片。狭少の意。劉昌宗の説。原字は歹より又に従う。考証:『周礼・冬官・鮑人』「自ら急なる者は先に裂く。是れ以て博を〈欠〉と為す」。謹んで原文に照らし「帴」に改む。