康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 412 ページ)
【卯集中】【戈部】或;康熙筆画:8;頁碼:412 頁 18 行
古文【集韻】越逼切、音は閾。【説文】邦なり。口に従い戈に従ひ、一を守る。一は地なり。域に通ず。
又【広韻】胡国切、【集韻】【韻会】【正韻】獲北切、音は惑。疑ふなり。凡そ人或るいは曰くといふは、皆疑ひて定まらざるの辞なり。【易・乾卦】或は淵に躍る。【朱子・本義】疑ひて未だ定まらざるの辞なり。
又惑に通ず。怪しむなり。【孟子】王の不智なるを或ふことなかれ。按ずるに六書に仮借あり。或は本是れ邦或の字にして、借りて疑或の字と為す。後人土を加へて域と為し、心を加へて惑と為す。而して或の字に至りては、止むや人或るいは曰くの用に作り、幷せて其の本義を忘れる矣。