康熙字典解説
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【巳集上】【水部】汝;康煕筆画:7;頁碼:606 頁 02 行。【唐韻】人渚切。【集韻】【韻会】【正韻】忍与切、音茹。水名。【説文】水は弘農盧氏に出で、還りて山東に至り淮に入る。【水経】汝水は河南梁県勉郷の西、天息山に出ず。【酈道元注】今の汝水は魯陽県の大盂山黄柏谷に出で、原鹿県に至り、南して淮に入り、これを汝口と謂う。側に汝口戍有り、淮と汝との交会なり。【春秋釈例】汝水は汝陰褒信県に至りて淮に入る。【詩・周南】彼が汝墳に遵う。また州名。【広韻】春秋時は王畿及び鄭・楚の地なり。『左伝』に「楚、梁を襲ひ、霍に及ぶ」。漢は梁県と為し、後魏は汝北郡に属す。隋、陸渾県の北に移し、遂に汝州と改む。【広輿記】今は河南州に属し、西に臨汝城の古跡有り。また汝寧、郡名。【広輿記】秦は潁川に属し、漢は汝南と曰ひ、元は汝寧郡と曰ふ。汝陽県有り。また姓。【書・亡篇】汝鳩・汝方有り、湯の賢臣なり。【左伝】汝寛有り。また【韻会】女に通作す。【前漢・地理志】女陽・女陰、汝と同じ。また爾女も亦た爾汝と作る。【書・益稷】「子、左右せんと欲せば、民ありて汝を翼く。子、力を宣べんと欲せば、四方汝為にす。」考証:【水経】【酈道元注】「今の汝水は魯陽県の大孟山黄柏谷に出ず」について、原文に照らして謹んで孟を盂に、黄を蒙に改む。