康熙字典解説
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【酉集中】【赤字部】赦;康煕筆画:11;頁碼:頁 1213 第 29。古文。【広韻】始夜切。【集韻】【韻会】【正韻】式夜切。音は「しゃ」。【説文】に「置くなり、釈するなり」とあり、あるいは「亦」に従って作る。【広韻】に「赦は宥するなり」とある。【易・解卦】に「君子は過ちを赦し罪を宥す」とあり。【書・湯誓】に「攸く赦する所なし」とあり。また【呂刑】に「五つの疑いには赦あり」とあり。【周礼・秋官・司刺】に「三刺・三宥・三赦の法を掌る」とあり。注に「赦は捨つるなり」とある。【前漢・刑法志】に「三赦とは、一には幼弱、二には老眊、三には惷愚なり」とあり。また姓なり。【説苑】に「趙の子臣に赦厥あり」とあり。また「舎」に通ず。【前漢・朱博伝】に「常に舎てず」とあり。また【集韻】に測革切あり。本は「敕」に作り、馬を撃つなり。また【韻補】に詩戈切に叶うとあり。【韓愈・東方朔の詩】に「群仙急ぎて乃ち言ふ、百犯庸んぞ科せられざらんや。向へに睥睨する処を観れば、事は赦すべからざるに在り」とあり。按ずるに、詩戈切は呉才老の読みなり。考証:【前漢・刑法志】「三赦、一に幼弱、二に老眊、三に蠢愚」とある。謹んで原文に照らし、「蠢」を「惷」に改む。