基本情報
発音
SHIN,MOUSU NOBIRU SARU
五行
金
吉凶
吉
命名の意味
康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 758 ページ)
【午集上】【田部】申;康熙筆画:5;頁碼:758 頁 04 行
古文に曰く:【唐韻】および【集韻】は「失人切」、【韻会】および【正韻】は「升人切」と注音し、音は「身」に同じ。十二支の一なり。【爾雅・釈天】に曰く、太歳が申に至る年を「涒灘」という。【釈名】に解説して曰く、申とは「身」の義なり。万物すでに成り長じ、おのおのその身を伸ばし、自らを制して完備成熟せしむるなり。【史記・律書】に記載して曰く、申は七月に対応す。音律は夷則に対応し、十二支においては申なり。申の義は、陰気初めて用を行い、万物を制約するにあり。
また「重複す・再び」の義あり。【易経・卦辞】に「命令を反覆して申明す」とあり。【尚書・堯典】に「羲叔に命を申す」とあり。【伝】に解説して曰く、申とは重ねて命ずる、すなわち再びの義なり。【後漢書・朱暉伝】に曰く、願わくば将軍、やや我が愚見を察し、諸儒の意見を採り入れて重ねて申されんことを。
また「表す・表明す」の義あり。【礼記・郊特牲】に曰く、大夫は玉圭を執って使節たり、もって信を表すなり。
また「舒展す・伸展す」の義あり。【武王弓銘】に曰く、屈伸の理、衰興の変、自ら其の過を省みるを忘るべからず。【班彪・北征賦】に曰く、行止屈伸、みな時勢に従うべし。
また「欠伸(あくびや背伸び)」を指す。【荘子・刻意篇】に養生の動作を描写して「熊のごとく攀じ、鳥のごとく伸ぶ」とあり。
また【博雅】に解説して曰く、「申申」とは容貌安詳なる様なり。【論語】に曰く、孔子閑居する時、神态安詳にして舒展たり。【朱注】に曰く、申申とは其の容貌舒展して安適なるなり。
また姓の一なり。【史記・三皇本紀】に記載して曰く、神農氏五百三十年を経て、而して軒轅氏興り、其の後裔に州・甫・申・呂等の国あり、皆姜姓の後裔にして諸侯となる。
また複姓に「申屠」あり。
また国名なり。【詩経・王風】に曰く、彼の人よ、我と共に申を守らざると。【伝】に解説して曰く、申は姜姓の諸侯国なり。【左伝・隠公元年】に記載して曰く、鄭の武公、申より妻を娶る。【注】に曰く、申国は今の南陽宛県に在り。
また州名なり。【韻会】に記載して曰く、春秋時は楚に属し、秦は南陽郡、北魏は郢州、北周は申州なり。
また山名なり。【山海経】に記載して曰く、申山、山上には構樹と柞樹多く、山下には杻樹と橿樹多し。更に北へ二十里を上申山という。
また池沼の名なり。【左伝・文公十八年】に記載して曰く、夏五月、魯の文公、申池にて遊ぶ。【注】に曰く、斉の南城の西門を申門と名づけ、左右に水池あり。
また矢の名なり。【国語・晋語】に記載して曰く、乾時の戦いにおいて、申孫の矢、斉の桓公の帯鉤を射中す。【注】に曰く、申孫は矢の名なり。
また草の名なり。【淮南子・人間訓】に曰く、申・杜・茞等の香草は美人の好んで佩帯する所なり。【注】に曰く、申・杜・茞は皆香草なり。
また【集韻】・【韻会】・【正韻】は「思晋切」と注音し、音は「信」に同じ。「伸展」の義なり。
また【集韻】は「試刃切」と注音し、音は「眒」に同じ。「牽引」の義なり。