康熙字典解説
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【酉集上】【言部】認;康煕筆画 14、頁 1161。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「而振切」、音「刃」に同じ。『玉篇』に「認識し、弁別するの意」とあり。『増韻』に「弁別し識別す」とある。『関尹子・二柱篇』に「人と天地万物とを一体と見なすべし」といえども、あるいは小慧を恃みて己のみ是と認むる者あり。『後漢書・卓茂伝』に、卓茂かつて外出せしに、人その馬を己が物と指認す。茂乃ち馬を解きて之に与え、後に別に失せし馬を得たりければ、その人官府に至りて馬を還付せり。『元史・王克敬伝』に「事を処するに認むること謹まざれば、豈忠職を尽すの道ならんや」とあり。また「錯認」という酒あり、『南宋市肆記』に見える。また『読書通』に「仞」に通ずとあり。『前漢書・儒林伝』に「孟喜これによりて肯んで認めず」とある。また『韻会』に「訒」に通ずとあり、詳しくは「訒」の注に見ゆ。また『広韻』『正韻』に「而證切」、『集韻』に「如證切」、なお去声に読む。義同じ。