康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1470 ページ)
【亥集中】【魚字部】鮮;康熙筆画:17;頁 1470
【唐韻】【集韻】【韻会】相然切、音仙。魚の名。貉国より出ず。
【礼記・内則】冬は鮮羽に適す。【注】鮮とは生魚なり。
また【玉篇】生なり。
【書経・益稷】暨益、庶艱食・鮮食を播奏す。【伝】鳥獣新たに殺すを鮮と曰う。
【儀礼・士昏礼】腊必ず鮮を用ゆ。【疏】義は夫婦日新たなるの義を取る。
【左伝・襄公三十年】唯君鮮を用ゆ。【注】鮮とは野獣なり。
また【広韻】潔し。
【易経・説卦】蕃鮮と為す。【注】鮮とは明なり。
また【釈名】鮮とは好し。
【玉篇】善なり。
また国名。
【後漢書・東夷伝】昔箕子地を朝鮮に避く。
また【鮮伝】鮮とは鮮山に依るが故に、因って号す。
また山水の名。
【水経注】北鮮の山、鮮水これより出ず。
また姓。
【後蜀録・李寿司空】鮮思明。
また鮮于、複姓なり。
【風俗通】武王箕子を朝鮮に封ず。其の子朝鮮に采を食み、因って氏と為す。
また【広韻】【集韻】息浅切、音獮。
【易経・繋辞】故に君子の道鮮し。【釈文】尽きるなり。
また【書経・無逸】恵れて鮮なる鰥寡。【伝】又恵れて鮮乏なる鰥寡の人を加う。【疏】鮮とは少く乏しきなり。
【詩経・鄭風】終に兄弟鮮し。【箋】鮮とは寡なり。
【礼記・中庸】民久しく能くすること鮮し。【注】鮮とは罕なり。また少なし。また善なり。
【詩経・邶風】籧篨鮮ならず。【箋】鮮とは善なり。【朱伝】少なし。
また【爾雅・釈山】小山大山と別れるを鮮とす。【疏】李巡云く、大山少なきが故に鮮と曰う。
【詩経・大雅】其の鮮原を度る。【伝】大山を鮮と曰う。【朱伝】鮮とは善なり。
また【正韻】献と同じ。
【礼記・月令】天子乃ち羔を鮮にして氷を開く。【注】鮮は当に献と為すべきも、声の誤りなり。
また犀と同じ。
【前漢書・匈奴伝】黄金の犀毗一。【注】師古曰く、犀毗は帯鉤なり。亦た鮮と曰い、亦た師氏と謂うも、総じて一物なり、語に軽重あるのみ。
また【集韻】私箭切、獮去声。姓なり。