康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 85 ページ)
【子集上】【亅字部】了;康煕字典の画数:2;ページ番号:第 85 頁第 11 項
【唐韻】は盧鳥切と注音され、【集韻】【韻会】は郞鳥切、【正韻】は盧皎切と注音され、発音は「聊」の上声に類似する。
【増韻】には決断すると解釈される。
【広韻】には聡明で通じ理解することを意味すると解釈される。
【後漢書・孔融伝】によれば、孔融は十二歳にして聡明慧黠であった。陳煒は「幼少時に聡明伶俐でも、成長して必ずしも傑出するとは限らない」と言った。
また【宋書・戴法興伝】によれば、彭城王が精明有能な令史を求め、戴法興を見出してこの職に任じたという。
また完了・終了を意味する。
【晋書・傅毅伝】には「天下の大事は容易に了結できるものではない。しかるに人々は事を観て直ちに了結せんと欲す。子をもうけて痴鈍ならば官務を了却し得べしといえども、官務は実に了結しがたきものなり」と記されている。
【杜甫の詩】には「岱宗いかに?斉魯青いまだ了らず」とある。
また【揚子・方言】によれば、「了」は爽快であることを意味し、秦地ではこれを「了」と呼ぶという。
また鳥名に「秦吉了」がある。
【仇池筆記注】によれば、この鳥は鸚鵡に似て頭部に肉冠があり、人の言葉や笑い声をまねることができるという。