康熙字典解説
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【卯集下】【攴部】敗;康煕筆画:11;頁 471。古文は贁・貝。『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「簿邁切」、音は浿。『説文』に「毀なり」。『爾雅・釈言』に「覆なり」。『釈名』に「潰なり」。また「壊なり」。『玉篇』に「破なり」。『増韻』に「損なり」。また「頹なり」。『易・需卦』に「敬愼にして敗れず」。『書・大禹謨』に「道を反り徳を敗る」。また『左伝・文公十年』の「司敗」の注に「楚は司を司敗と名づく」。『論語』に「司敗問ふ、昭公礼を知るや」。また『爾雅・釈器』に「肉を敗と謂う」。注に「臭みて壊る」。『論語』に「魚餒えて肉敗る」。また『広韻』に「補邁切」、『集韻』に「北邁切」、『韻会』『正韻』に「布怪切」、音は拜。他を破るを敗と曰う。『増韻』に「凡そ物自ら敗れずして之を敗るは、則ち北邁切。物自ら毀壊するは、則ち薄邁切」。『詩・召南』に「翦る勿れ、敗る勿れ」。音義に「敗、必邁反」。また『左伝・荘公十一年』に「凡そ師、敵未だ成らざるを敗と曰ひ、大いに崩るるを敗績と曰ふ」。『顔氏家訓』に「江南の学士『左伝』を読み、口相传述して、自ら凡例を為す。軍自ら敗るるを敗と曰ひ、人の軍を打破するを敗と曰ひて、補敗反と読む。諸記伝に未だ補敗反を見ず。徐仙民『左氏』を読むに、唯一処此の音有り。また自ら敗るると人を敗るるとの別を言わず。此れ穿鑿耳」。また『韻補』に「蒲昧切に叶う」。『荀子・賦篇』に「功立てば身廃れ、事成れば家敗る。其の耆老を棄て、其の後世を収む」。