康熙字典解説
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【酉集下】【辵部】連;康熙筆画 14;頁 1259。『唐韻』力延切、『集韻』『韻会』陵延切、『正韻』霊年切、音は漣。『説文』に「員連なり」とあり。『玉篇』に「合す、及ぶ」とあり。『広韻』に「続く、還る」とあり。『集韻』に「属す」とあり。『正韻』に「接す」とあり。『詩・大雅』に「訊を執ること連連たり」。朱伝に「属続の貌」と注す。『礼記・王制』に「十国をもって連とし、連に帥あり」。『斉語』に「四里をもって連とし、十連をもって郷とす」。『後漢書・韓康伝』に「連徴するも至らず」。また姻親を連という。『史記・尉佗伝』に「蒼梧の秦王と連あり」。注に「連あるとは、姻連なるなり」という。また鳥を粘り捕るを連という。『淮南子・覧冥訓』に「鳥を百仞の上に連ぬ」。また連尹・連敖は皆楚の官名なり。『左伝・襄公十五年』に「屈蕩、連尹と為る」。『史記・淮陰侯列伝』の連敖の注に「楚の司馬の官なり」という。また連山は易の名なり。『周礼・春官・大卜』に「三易の法を掌る、一に連山と曰う」。注に「その卦は純艮をもって首とす、山上山下、これを連山と名づく」という。また鉛の未だ錬らざるを連と曰う。『史記・貨殖列伝』に「長沙、連錫を出ず」。また祈連は山名なり。『前漢書・霍去病伝』に「北地を出でて、祈連山に至る」。注に「即ち天山なり」という。また『韻会』に州名なり。漢は桂陽郡に属し、隋に連州を置く。また姓なり。『左伝・荘公八年』に「斉に連称あり」。また『集韻』『韻会』『正韻』に力展切、音は斂。難きなり。『易・蹇卦』に「往けば蹇しく、来れば連なり」。注に「連もまた難きなり」という。また遅久の意なり。また『集韻』に連彦切、音は摙。『礼記・玉藻』に「湯を用いて連ぬ」。注に「連は猶釈のごとし。湯をもって足垢を洗い、その体を乾潔にするなり」という。また『集韻』に郎旰切、音は爛。連石は山名なり。『淮南子・天文訓』に「日、連石に至る」。また離珍切に叶い、音は隣。『陸雲・夏府君誄』に「祈祈たる縉紳、泣涕して留連す。故に斯の誄を作り、之を着して泯せず」。泯の音は民なり。考証:『史記・尉陀伝』に「蒼梧の秦王と連あり」。注に「連あるとは、姻連なるなり」。謹んで原文に照らし、尉陀を尉佗に改む。『前漢書・霍光伝』に「北地を去り、遂に祈連山に入る」。謹んで『前漢書』の原文に照らし、霍光を霍去病に改め、「北地を去り」を「北地を出でて」に、「遂に入る」を「至る」の字に改む。