康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1240 ページ)
【酉集下】【車部】軛;康煕筆画 11、頁 1240。『広韻』於革切、『集韻』『韻会』『正韻』乙革切、音は厄。『正韻』に「車輈前端の横木で、馬の頸を繋ぐもの」とある。『周礼・冬官考工記』に「輈人、衡任」と見え、注に「衡任とは二つの軛の間の部分を指す」、疏に「車を引く馬は二匹あり、一匹に一つの軛を当てる。軛の役目は馬の頸を挟んで逃れさせぬことである」とある。『集韻』に「時に枙と作る」と見え、『荘子・馬蹄篇』に「馬に輈と軛を加う」とある。また葉して乙役切、音は鬱。『古詩』に「南に箕星あり、北に斗星あり、牽牛星なほ軛を引く能わず。誠に磐石の如き固さなくんば、虚名何の用かあらん」とある。