康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1244 ページ)
【酉集下】【車部】輜;康煕筆画:15;頁 1244
『広韻』則持切、『韻会』『正韻』荘持切、音は淄。
『説文』帷と蓋を備え、前には蔽(おおい)、後には衣(ころも)を垂らした荷車にして、いわゆる庫車なり。
『釈名』輜車とは、物資を積み、臥して息むべき車なり。輜とは雑置の義なり。載する衣物・雑物をみな中に雑えて置くがゆえに輜という。輜車と軿車はその形同じく、箱底あるを輜といい、箱底なきを軿という。
『前漢・韓安国伝』輜重を攻む。
『注』輜は衣車を指し、重は重物を載せるを指す。ゆえに行軍者が携える物資を総じて輜重という。
また『集韻』『韻会』側吏切、音は胾。
『集韻』車の輻が轂に挿入する部分を輜という。
『韻会』葘に通ず。
『周礼・冬官考工記』その葘を察す。
『注』葘とは車の輻が轂中に挿入する部分をいう。音は雑廁の廁のごとく、いわゆる立輻なり。
また『広韻』楚持切、音は颸。意同じ。