康熙字典解説
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【子集下】【刀部】刀。康煕字典の画数:2。ページ:135 頁第 24 項。『唐韻』『集韻』『韻会』に「都労切」、『正韻』に「都高切」とあり、音は「到」の平声に同じ。『説文解字』に「兵器なり。象形。」と釈す。徐鍇の説に「字形は刀背と刀刃の形に象る。」とある。『釈名』に「刀とは到なるなり。斬伐して目的を達する所の具なり。」とあり。『玉篇』に「切割する所の器なり。」とある。『左伝・襄公三十一年』に「未だ刀を用うるを学ばずして、之をして切割せしむ。」と見え、また銭貨の名を指す。『初学記』に「黄帝、首山の銅を採り、初めて铸して刀幣と為す。」とあり。『史記・平準書』に「亀甲・貝・金銭・刀幣・布幣等の貨幣、始めて流通す。」と見え、注に索隠曰く「刀とは銭なり。其の形刀に似たるが故なり。」とあり。『前漢書・食貨志』に「刀幣に利あり。」と見え、注に如淳曰く「銭を刀と称するは、其れ百姓に利あるが故なり。」とあり。また『詩経・衛風』に「誰か河の広きを謂うや、竟に一刀を容れず。」とあり。朱熹の注に「小舟を刀と謂う。」とあり。『正韻』に「小舟の形刀に似たり。」とある。