康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 711 ページ)
【巳集下】【犬部】狸;康煕筆画:11;頁碼:711 頁下段 29。『広韻』里之切、『集韻』陵之切、音は離。『玉篇』猫に似る。『詩・豳風』その狐を捕らえて、公子の裘と為す。『礼記・内則』狸は正脊を除く。『左伝・襄公十四年』狐が居る所。『荘子・逍遥遊』独り狸狌を見ずや、身を低くして伏し、以て遊行者を待つ。又『徐無鬼』是れ狸の性なり。又『史記・封禅書』狸首とは、来たらざる諸侯を指す。〔注〕徐広曰く、狸はまた「不来」ともいう。又『揚子・方言』貔は関西において狸と称す。又『史記・封禅書』狸牛一頭を殺して、犠牲と為す。按ずるに注に犛牛と作る、「犛」の字に通ずべきなり。考証:『玉篇』に豸芮に似ると作る。謹んで原文に従い「豸芮」を「猫」に改む。