康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 362 ページ)
【寅集下】【彐字部】彘;康煕字典の画数:12;ページ番号:第 362 頁第 17 列
【唐韻】【集韻】【韻会】音は直例切、滞と同音。
【説文解字】豕(豚)と釈す。後蹄が傷んで動けぬものを彘という。字形は「彑」が意を表し、「矢」が音を表す。二つの「匕」を含み、彘の蹄の形は鹿の蹄に似る。
【玉篇】豕(豚)と釈す。
【礼記・月令】孟夏の四月、天子は彘を用いて新麦を嘗すと記す。
【注】彘は水辺に棲む家畜なり。
【史記・貨殖列伝】沢中に豚千頭を養えば、その富は千戸侯に匹敵すと記す。
また草の名を指す。
【本草綱目】茢薽は彘顱ともいうと記す。
また国名「司彘」を指す。
【山海経】流沙の東、黒水の西に司彘の国ありと記す。
また地名を指す。
【前漢書・地理志】河東郡に彘県あり、漢の順帝の時に永安と改名せりと記す。
また姓なり。
【広韻】左伝に彘恭子という者ありと記す。
また「璏」に通ず。
【集韻】「璏」の省文として「彘」と作ると記す。