康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 421 ページ)
【卯集中】【手部】抑;康熙筆画:8;頁碼:421 頁 09 行。【唐韻】於力切。【集韻】【韻会】乙力切、音億。【説文】按ずるなり。【史記・三王世家】恩に縁りて寛忍し、抑案して揚げず。また慎密なるなり。【詩・小雅】威儀抑抑たり。また治む、塞ぐ。また屈す、逼む。【礼記・学記】君子の教喻は、強いて抑せず。【疏】ただその神識を勧めて強め、之を抑えて曉らしむるにあらず。【楚辞・懐沙】俯して屈し自ら抑う。また遏め、止む。【史記・平準書】天下の物を抑え、名づけて平準と曰う。【後漢書・明帝紀】章奏もし過称・虚誉あらば、尚書宜しく抑えて省みずべし。また美なり。【詩・斉風】抑として揚たる兮。【疏】揚は顙の別名。抑は揚の貌なり。また損ず、退く。【後漢書・蔡邕伝】人自ら抑損して、以て咎戒を塞ぐ。また【班固・伝論】固が事を序するに、激詭せず、抑抗せず。【注】抑は退くなり、抗は進なり。挹に通ず。また転語にして、然るべきの辞。【詩・鄭風】抑磬控忌。また発語の辞。【詩・小雅】抑此皇父。【王応麟・詩考】韓詩に抑は意なり。また詩篇の名。【楚語】衛の武公懿を作り、戒めて自らが儆む。【注】大雅の抑の篇、懿は抑と読む。【説文】印に反ずるに従い、或いは手に作る。隷書に作す。今文は省きて抑と作す。字は扌に従い、从に従う。