康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1183 ページ)
【酉集上】【言部】訳。康煕筆画:20、頁 1183。『唐韻』羊昔切、『集韻』『韻会』『正韻』夷益切、音は繹。『説文』四方の夷の言語を伝える者。『揚子・方言』に通ず。また相見る。【注】言葉を伝えて告ぐるを相見るという。『礼記・王制』北方を訳と曰う。【疏】北方の言語を通じさせる官を訳と謂う。訳とは解なり。内外の異なる言語を解説するを指す。劉氏曰く、訳とは解なり。謄写に喩うるがごとし。彼此の言語を以て互いに謄写し解説して通じしむるを指す。越裳氏重ねて訳を経て朝せしは其の例なり。『周礼・秋官・象胥・賈疏』北方を訳と曰う。訳は易なり。言語を変換して互いに理解せしむるを指す。また『正字通』に、経書の義を解説するも亦た訳と曰う。また官名。『前漢書・百官公卿表』に、大鴻臚の属官に行人・訳官あり。また典属国の属官に九訳令あり。また葉弋灼切、音は薬。『張華・七命』に、言語は軽車使者により伝えず、土地は朝廷の暦を受けずして、疾馳して来り頓首し、贄を献じて重訳を経るものなし。『説文』に本を作と作る。