康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1268 ページ)
【酉集下】【邑部】邛;康煕筆画:10;頁碼:1268 頁 16 行目
『唐韻』『集韻』『韻会』に「渠容切」とあり、音は「蛩」に同じ。
『説文解字』に「地名なり。済陰県に在り」とある。
また県名を指す。『玉篇』に「蜀郡に臨邛県あり」と記す。『史記・司馬相如伝』に「司馬相如、常に臨邛の県令王吉と善し」とある。
また水名を指す。『韻会』に「邛水、厳道の邛崍山より発し、青衣江に注ぐ」と記す。
また丘を指す。『詩経・国風』に「丘に美なる苕草生ず」とある。
また『広韻』に「労苦・憂病」と釈す。『詩経・小雅』に「彼ら敬慎にして職を果たすにあらず、ただ王に患いをなすのみ」とあり、また「我が視るにその謀るところ、実に大いに病あり」とある。
また姓を指す。『列仙伝』に「周に邛疏という者あり」と記す。
『韻会』に「字形は『邑』に従い『工』に従う。俗に『卬』と書くは誤りなり。『卬』は俯仰の『仰』の字なり。また『卩』と『阝』とは別なり」と説明す。