康熙字典解説
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【申集中】【虫部】蛄;康煕筆画:11;頁碼:頁 1080 第 16。『唐韻』古胡切、『韻会』『正韻』攻乎切、音は孤。『説文』に「螻蛄なり」とあり。『揚子・方言』に「螻螲を螻蛄と曰う」とある。『本草』に「一に天螻と名け、一に仙蛄と名く。土中に穴を穿ちて居り、翼短く、足四つあり。雄は鳴き飛びるを善とし、雌は腹大きく翼小さく、飛ぶを善とせず。風を吸い土を食み、灯火に就くことを好む」とある。『爾雅疏』に「鼫鼠、蔡邕はこれを螻蛄と以為す」とあり。また『玉篇』に「蟪蛄なり」とある。『揚子・方言』に「蛥蚗、楚では蟪蛄と謂う」とあり。『荘子・逍遥遊』に「蟪蛄は春秋を知らず」とある。注に「春に生まれて夏に死し、夏に生まれて秋に死す、故に春秋を知らず」とある。また『揚子・方言』に「蛄を強と謂う」とある。