康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1013 ページ)
【未集下】【艮部】艮;康煕筆画:6;ページ番号:1013 頁 22 行目。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】古恨切、音は「根」の去声。【説文解字】に曰く、「艮」は「很(こう)」の義なり。字形は「匕」と「目」に従う。「匕目」は二人が怒りて目を相対し、互いに譲らざるを表す。「匕」と「目」と合して「艮」となし、固執倔强にして進まざるの意を含む。又『周易』の卦名の一にして、止まり限るの義なり。【易・艮卦】の彖伝に曰く、「艮とは止なり。止むべき時に止み、動くべき時に動く」。又堅硬を指す。【揚子・方言】に曰く、「艮と磑(がい)とは、皆堅硬の義なり」。【注】に曰く、「艮と磑とは、皆石の名なり」。又困難を指す。【揚子・太玄経】に曰く、「卦象の艮は有所堅持を表す」。【注】に曰く、「艮は困難の義なり」。又姓なり。漢に艮当という者あり、『楽経』に注を為す。又【集韻】に胡恩切、音「痕」に同じ。「拫」と同義。「拫攎(こんろ)」は牽引の義なり。