康熙字典解説
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【申集上】【艸部】莩。康熙筆画 13、頁碼 1035 第 11。『唐韻』芳無切、音孚。『前漢書・中山靖王伝』に「如今、群臣の間には葭莩のごとき親疎もなく、鴻毛のごとき軽重もない」とある。〔注〕葭は蘆なり。莩は蘆の幹の内にある至って薄き白皮を指す。また『爾雅・釈草』に「莩は麻の母株なり」とあり、〔注〕に「実を多く結ぶ苴麻」とある。『儀礼・喪服』に「小功の喪服には、粗麻にて衰裳を作り、濯ぎたる麻にて帯及び首経とす」とあり、〔注〕に「濯ぐとは麻皮の垢を除くもその本を損ぜざるを謂う」とある。また『唐韻古音』に縛謀反、『集韻』に房尤切、音浮。草の名なり。また『広韻』に平表切。「殍」に通ず。『孟子』に「野に餓莩あり」とあり、〔疏〕に「郊野の間に餓死せる人あり」とある。また「摽」に通ず。『王応麟・詩考』に「莩有梅」とあり、莩は零落の意なり。『前漢書・食貨志』には""と作る。詳しくは""の字注に見ゆ。