康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 667 ページ)
【巳集中】【火部】炊;康煕筆画:8;頁碼:667 頁 07 行。【唐韻】【正韻】昌垂切、【集韻】姝為切、【韻会】枢為切、音は「吹」。【説文】に「爨なり。火に従い、吹を省きて声とす」とある。【揚子・方言】に「爨を斉では炊という」とある。【公羊伝・宣公十五年】に「子を交換して食い、骨を析いて薪となす」とある。また【史記・封禅書】に「先炊の類」と見え、【注】に「正義曰く、先炊は古代の竈事の母神なり」とある。【前漢・郊祀志】に「族人炊の類を作す」とある。また炊鼻は地名。【左伝・昭公二十六年】に「軍、斉軍と炊鼻に戦う」とある。また「吹」と同じ。【荀子・仲尼篇】に「一吹きにして僵直せしむべし」とあり、【注】に「吹と同じ。口部の『吹』の注に詳らか」とある。また【集韻】【類篇】に尺偽切、「吹」の去声。炊累とは、塵埃のごとく飄揺して昇騰するを指す。【荘子・在宥篇】に「従容無為にして万物、塵埃のごとく自然に昇騰運動す」とあり、【注】に「炊は去声に読む。あるいは吹作る」とある。