康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 568 ページ)
【辰集下】【欠部】欺;康煕筆画:12;頁碼:568 頁 14 行目。【唐韻】去其切。【集韻】【韻会】丘其切。音は僛に同じ。【説文】詐り欺くなり。【新書・道術篇】仁義を修め立てるを任と謂い、任に反ずるを欺と為す。【論語】吾誰を欺かん。【史記・循吏伝】子産鄭を治めて民欺くべからず。子賤単父を治めて民忍んで欺くべからず。西門豹鄴を治めて民敢えて欺かず。又、自ら其の心を昧ますを欺と曰う。【大学】自ら欺くことなかれ。【蘇洵曰】書に其の言に加うるものあり、言に其の心に加うるものあり、聖人これを自欺と為す。【呂祖謙、鄭の荘公が叔段を殺したことを論じて曰く】人を欺かんと欲せば、必先ず心を欺くべし。又、欺は〈某字〉なり。【揚子・方言】晋・魏・河内の北は〈某字〉を残と謂い、楚は貪と謂い、南楚・江湘の間は欺と謂う。【郭注】欺いて厭き難きを言う。今関西の人、打つを〈某字〉と呼び、音は廪、或いは洛感反。又、詆欺は漢法の名なり。漢に誹謗詆欺法有り、哀帝に至りて始めて之を除く。又、謗るなり、陵ぐなり。【李翊・俗呼小録】人に陵げられるを欺负と見なす。又、欺は大首なり。【王延寿・魯霊光殿賦】仡欺にして雕す。【注】欺は大首なり。雕は雕の視るが如し。瞲と同じ。【集韻】或いは倛と作る。