康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 961 ページ)
【未集中】【而部】耏;康熙画数 9;頁碼 961 頁 25 行。【広韻】奴代切、【集韻】乃代切、音は奈と同じ。【説文】に「髠(頭髪を剃る刑)に至らざる刑」を指す。〔註〕徐鍇の解に「ただ頬の鬚を剃るのみ」とある。【前漢・功臣侯表】に「耏」は「鬼薪」の労役刑を指し、「耐」とも書く。詳しくは「耐」の条を見よ。また【広韻】に「また」の義あり。また【広韻】如之切、【集韻】人之切、【正韻】如支切、音は而と同じ。【玉篇】に「頬の鬚」を指す。【釈名】に「耏とは耳傍の毛なり。耳は一にして両に附き、毛盛んなる貌なり」とある。【後漢書・章帝紀】に「冒耏之類」と見え、〔註〕に「鬚鬢多くて面を覆うを言う」とある。また姓なり。【左伝・文公十年】に耏班という者あり、皇父充石のために御す。また【玉篇】に「髵」の字は「耏」とも書き、獣の毛の濃密なるを指す。考証:【釈名】「耏、耳耏なり」。謹んで原文に従い、「耳」の字の前にある「耏」の字を削る。