康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 376 ページ)
【酉集上】【言部】誌;康煕筆画 14、頁 376。『唐韻』『集韻』『韻会』に「職吏切、音は志」とあり。『説文』に「記誌なり」とある。『唐書・褚亮伝』に「図史一たび目を経れば、輙ち心に誌す」とあり。『南斉書・王慈伝』に「朝堂の榜に誌す」とあり。『列子・楊朱篇』に「太古の事は滅びぬ、誰かこれを誌さんや」とあり。『文中子・述史篇』に「誌・詔を制すれば、ほぼ典・誥に近乎し」とあり。注に「誌とは、臣下君の善を誌すなり」とある。また『正韻』に「支義切、音は寘」、義同じ。また「同志」の義あり。『正字通』に「凡そ史伝に事を記するの文を誌と曰う」とあり。『周礼・春官』に「小史は邦国の志を掌る」とあり。注に「志は記を謂うなり」とある。また『漢書』に十志あり、倶に誌と同じ。また『類篇』に「或いは識と作る」とあり。『論語』に「女予を以て多学而して之を識る者と為すか」とある。また『韻会』に「通じて痣と作る」とあり。『史記・漢高祖紀』に「左股に七十二の黒子あり」とあり。師古の注に「今中国通じて黡子と呼び、呉楚の俗にこれを誌と謂う。誌は記なり」とある。『南斉書・江祏伝』に「高宗の胛上に赤誌あり」とある。考証:『論語』の「汝予を以て多学而して之を識る者と為すか」の句、謹んで原文に照らし「汝」を「女」に改む。