康熙字典解説
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【未集下】【舟部】艗;康熙筆画:16;頁碼:1012 頁 09 行。『広韻』五歷切、『集韻』『韻会』倪歷切、音は鷁(げき)。『広韻』に「艗舟とは、舟の首を鷁の頭としたもの」とある。『揚子・方言』に「船の首を閤閭(かつろ)といい、または艗艏(げきしゅ)という」とあり、注に「鷁は鳥の名なり。今江東の貴人は船の前に青雀を描く、これその象なり。鷁の音は亦(えき)に通ず」とある。『司馬相如・子虚賦』に「文鷁(ぶんげき)を浮かべ、旌栧(せいがい)を揚ぐ」と見える。『正字通』に「晋の王濬、大舟を作り、鷁鳥や怪獣を船首に画して江神を懼れしむ。本は鷁と作す。後人これによりて舟を艗と名づく」とある。また『集韻』に宜戟切、音は逆(げき)。義同じ。