康熙字典解説
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【酉集下】【酉字部】醳;康煕筆画:20;頁碼:1288 頁 09 行。『広韻』羊益切、『集韻』『韻会』『正韻』夷益切、音は睪に同じ。『広韻』に「苦酒」とあり。『集韻』に「一に曰く醇酒なり」とある。『周礼・天官・酒正』「一に事酒と曰う」の注に「事酒とは、今の醳酒なり」とあり。疏に「事酒は冬に醸し春に成る、漢の醳酒を以てこれに況す」とある。また左思『魏都賦』に「醳して時に順う」とあり。また『史記・淮陰侯伝』に「百里の内、牛酒日至り、士大夫を饗し兵を醳す」とあり。注に「酒食を以て兵士を養うを謂う」とある。また沢に作ることもあり。『礼記・郊特牲』「旧沢の酒なり」の注に「沢は醳と読む。旧醳の酒とは、昔の酒を謂う」とある。また『集韻』に思積切、音は昔に同じ。義亦同じ。また『集韻』に施只切、音は釈に同じ。清し。また古文の釈字なり。『戦国策』に「王臣を醳して専ら所善に任ぜんと欲せば、則ち臣請う醳事に帰らん」とあり。『史記・張儀伝』に「共に張儀を執え、掠笞数百、服せず、これを醳す」とあり。注に索隠曰く「醳は古の釈字なり」と。