康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 416 ページ)
【卯集中】【戸部】扆;康煕筆画:10;頁碼:416 頁 13 行。【唐韻】於豈切。【集韻】【韻会】隠豈切。音は「衣」の上声。門と窓の間に設け、斧形の文様を描いた屏風を指す。【礼記・明堂位】「天子、斧扆に背き南面して立つ。」【曲礼】疏に曰く、「扆の形は屏風の如く、絳色の織物を地とし、高さ八尺、広さは門窓の間隔に相当し、上に斧形の文様を繡す。これを斧扆とも称す。天子が諸侯を接見する際には、これに背き南面して諸侯に対す。」また姓としても用いる。また【正韻】隠綺切。音は「倚」に同じ。義も同じ。また【集韻】於希切。音は「衣」に同じ。【爾雅・釈宮】「門窓の間を扆と謂う。」郭璞はこのように読む。また「依」に通ず。【礼記・曲礼】「天子、依に背き立つ。」考証:【礼記・明堂位】「天子、斧扆に背き南面して立つ。」【注】扆の形は屏風の如し。謹んで原文に従い、「斧扆」の前に「負(背く)」の字を増補す。また按ずるに、「扆状如屏風」は『曲礼』の疏文にして、『明堂位』の注文にあらず。ゆえに『曲礼』疏と改む。