康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 493 ページ)
【辰集上】【日部】是。康煕筆画:9。頁碼:493 頁下段 26 行。古文。『唐韻』承紙切。『集韻』『韻会』上紙切。音は姼に同じ。『説文』に「昰」と作る。直なり。日に従い正に従う。『釈名』に「是は嗜なり。人の嗜楽する所なり」とある。『玉篇』に「是は是非の是なり」とある。『礼記・曲礼』に「夫れ礼とは、親疎を定め、嫌疑を決し、同異を別ち、是非を明らむる所以なり」とある。また『博雅』に「是は此なり」とある。『易・乾卦』に「是を見ずして悶えなし」とあり、また「是を以て上位に居りて驕らず」とある。また姓なり。『姓氏急就篇』に「是氏。呉に是儀あり、唐に是光あり」とある。また『集韻』に田黎切。音は題に同じ。『公羊伝・僖公十六年』に「是月とは何ぞや。僅かに是月に逮ぶのみ」とあり、注に「是は月の辺なり。魯人の語なり」とある。『釈文』に「是は字の如く読む。一音徒兮反」とある。また氏と通ず。『前漢書・地理志』に「氏は荘公為す」とあり、注に「氏は是と同じ。古く通用す」とある。また『韻補』に市之切に叶う。『蔡邕・釈誨』に「予惟だ悼むかな、害其れ是の若し。天高く地厚し、跼みてこれを蹐む」とある。