康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1134 ページ)
【酉集上】【見部】視;康煕筆画:12;頁碼:1134 頁下段 21。古文に眡・眎と作る。『集韻』時利切、『韻会』是義切、『正韻』時吏切、音は嗜。『説文』に「瞻うなり」。『博雅』に「明なり」。『易・履卦』に「履を視て祥を考う」。『書・大甲』に「遠を視る惟れ明」。また『字彙』に「看待す」。『左伝・成公三年』に「鄭の賈人晋に如き、荀罃之を善く視る」。また『博雅』に「効なり」。『書・大甲』に「乃ち其の祖を視よ」。『疏』に「言う、当に其の祖を法り視て之を行うべし」。また『小爾雅』に「比ぶ」。『左伝・襄公二十七年』に「季武子使して叔孫に公命を以て謂わしめて曰く、邾・滕を視よ」。『注』に「小国に比ぶことを欲す」。『礼記・檀弓』に「公室豊を視る」。『疏』に「視と言うは正しからず、相当して比擬するの辞なり」。また猶お納むるがごとし。『礼記・坊記』に「君子饋ある者に見る能わざれば、則ち其の饋を視ず」。『注』に「視ざるとは、猶お納めざるがごときなり」。また猶お教うるがごとし。『儀礼・郷射礼』に「獲を釈ぐ者に命じて中を設けさせ、遂に之を視る」。『注』に「之を視るとは、当に之を教うるべし」。また『釈名』に「視とは是なり、是非を察するなり」。また『礼記・曲礼』に「兎を明視と曰う」。『疏』に「兎肥えれば、則ち目開きて視明らかなり」。また『儀礼・士虞礼』に「明斉溲酒」。『鄭注』に「明斉は当に明視と為すべし、兎の臘なり」。また『山海経』に「狄山に視肉あり」。『注』に「肉聚まり、形牛肝の如く、両目あり。之を食えば尽きることなく、尋ねて復た更生して故の如し」。また山水の名。『山海経』に「帝囷山の東南五十里に視山と曰う」。また「葴山、視水出ず」。『注』に「或いは視は宜しく瀙と為すべし。瀙水は今南陽に在り」と。また人名。『陶潜・群輔録』に「伏羲の六佐、其一を視黙と曰い、災悪を主る」。また姓。『姓苑』に見ゆ。また通じて示と作す。『詩・小雅』に「民を視ること恌ならず」。『箋』に「視は古の示の字」。『前漢書・高帝紀』に「項羽に東意なきを示す」。『史記』は示に作る。『師古注』に「漢書多く視を以て示と為す、古字通用す」。また『広韻』承矢切、『集韻』『韻会』善旨切、『正韻』善指切、嗜の上声。義同じ。また『玉篇』に「看るなり」。『書・洪範』に「五事、二に視と曰う」。『疏』に「視、常止反」。また『詩・小雅』に「小人の視る所」。上に矢・履に叶う。